2011年 02月 25日
Financial Times 紙2/25/2011は、Citigroupが今週発表したレポートによれば、向こう20年間で急速に成長する国は、中国以外では隣のモンゴルであると報じている。レポートによれば、2030年に向けて平均年成長率は8.7%になるという。人口増加、高い貯蓄と投資率が爆発的成長の大きな要因である。 モンゴルの成長の可能性は既に投資家に認識されており、モンゴルの株式の買い需要は高く、昨年は世界で一番の上昇率であった。 レポートでは、成長の可能性をGlobal Growth Generators(3G)指数を使って計算している。これは、Citigroupが選択した6つの要因を加重平均している。国内貯蓄、国内投資、人口増加率、健康、政治体制、経済開放度の6つである。 この3G指数は、驚く結果を出している。上位の国々は、バングラデッシュ、エジプト、イラク、ナイジェリア、フィリピン、スリランカであった。しかし、どの国も今後20年間モンゴルのような急成長は予想されていない。モンゴルの次に急成長な国として指摘されているのはインドで、平均年成長率は7.7%であり、モンゴルよりも低い。 それでは、何がモンゴルを急成長させるのか?第一は経済のベースが低いことである。2010年の一人当たりのGDPは3,674ドルで世界51番目でコンゴ、フィジー、ホンジュラス以下である。第二は人口増である。モンゴルは人口は少ないが、年齢は若く増加している。現在の人口270万人は、向こう40年間で350万人になる。労働人口は18.7%増加する。最後は、国内投資ブームである。2006~2009年にかけて投資率は38.5%、貯蓄率は39.1%で世界で一番高い。これらが安定して続ければ、労働生産性は、過去30年間の中国のように急速に高まる。(by モンゴル株ドットコム) 以下のブログ村に参加しています。 下のボタンをお押しください。 にほんブログ村
by mongolia-kabu
| 2011-02-25 17:52
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